とってもやさしいマーケティング講座その2
「商品の魅力の発掘」

とってもやさしいマーケティング講座その2 <br>「商品の魅力の発掘」

福島県よろず支援拠点チーフコーディネーターの木村です。今回のブログは、小さな会社のための、とってもやさしいマーケティング講座その2です。よろず支援拠点ではみなさんの会社に合わせたマーケティング支援を行っています。苦手意識をもたずに一緒にマーケティングに取り組んでいきましょう。

商品の自慢を10個書き出す

前回は「ブランドとマーケティングの関係」
についてお話ししました。「商品の魅力」
を「お客様(ターゲット)」
に「伝える(コミュニケーション)」
この3点確保がマーケティングの基本です。そしてマーケティングにおいて最も大切なのは「商品の魅力」だという話で締めくくりました。

今回のテーマは「商品の魅力の発掘」です。どのように商品の魅力を探すのか?意外と難しいのが自分の商品の魅力を再発見することです。みなさんは自分の商品やサービス、また自分の会社の魅力をはっきり言えますか?言葉では言えてもなかなか文章化できていないことも多いと思います。そこでまず、「あなたの商品の自慢を10個書き出してみてください。」例えば食品の場合、素材の魅力、安全・安心の根拠、おいしさの理由、産地へのこだわり、栽培・加工技術、機能性・利便性、流行・トレンド、販売実績・受賞歴、生産者の想い、など様々な切り口から商品の自慢できるところを紙に書き出していきます。

商品ベネフィットを考える

商品の自慢ワードが出きったら、商品の魅力の発掘作業完了!というわけではありません。当然自分の商品には自信を持っていなければなりません。でも、「自慢=自己満足」です。
自己満足を押し付けられたら誰だっていやですよね。それはお客様も同じです。自己満足と商品の魅力の違いは、お客様にとっての魅力かどうかの違いです。お客様にとっての魅力、これを「商品ベネフィット」といいます。商品を購入することでお客様が得られる利益のことです。先ほど書き出した商品の自慢ワードから「商品ベネフィット」ではないワード(お客様にとってあまり魅力にならないワード)を削除していきましょう。いくつもいくつも自慢ワードを書き出して、何度も何度も考えて自己満足ワードを削って、残ったワードが「商品ベネフィット(本当の商品の魅力)」です。さっそく試してみてください。

魅力のないあなたに、彼女は魅かれません。マーケティングも恋愛と一緒です。魅力のない商品に、お客様は魅かれません。商品の「魅力」を「付加価値」とも言います。
自社の商品や自分の会社のことは、あまりにも身近すぎて、そして当たり前すぎてわからなくなることがあります。よろず支援拠点が最初に行うことは、商品や会社の欠点探しではありません。まずは魅力の発掘。経営者が気づいていない商品や会社の魅力を掘り起こすことからはじめます。魅力の原石を見つけてみなさんと一緒に磨き上げていきましょう。

前回のブログ:とってもやさしいマーケティング講座その1 「ブランドとマーケティングの関係」もあわせてご覧ください。
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https://fukushima-yorozu.go.jp/blog/archives/136


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