固定観念を覆す! 120℃の加熱でローストビーフはできる?

固定観念を覆す! 120℃の加熱でローストビーフはできる?

今回のブログを担当させていただきますコーディネーターの菅原と申します。
「金融機関から事業計画を作ってほしいと言われたけど、どのようにすればよいかわからない」などの悩みがありましたら是非ともご相談ください!

今回も料理の話です。

ふと、お酒のつまみに「ローストビーフ」を作ってみようと思い立ち、色々調理法を試しました。大体、フライパンで焼き色を付けてからオーブンで焼く方法が一般的です。ところが素人の私には「火の通し方」の加減が難しく、「焼いた肉の中心部がおいしそうな赤色にならないこと、火の通り過ぎ」で失敗することが多く、残念な思いを何回もしました。
うまくいく方法を探した結果、「肉の本」(行正り香(著)扶桑社)の120℃で焼くローストビーフの作り方にたどり着きました。この方法は丁度いい焼き加減の再現率が高く、簡単に、失敗せず、おいしくできます。

材料:
牛モモ肉500g、食塩小さじ2杯、ローズマリー適量

作り方:
①牛肉を冷蔵から出して常温にする。
②電子レンジの「オーブン」で予熱120℃、加熱時間50分で設定する。
③牛肉に食塩小さじ2杯を塗る。
④予熱120℃が完了したら、オーブンレンジ天板に200㎖の水をはり、足つき網の上に牛肉、牛肉の上にローズマリーをのせて120℃で50分加熱する。
⑤加熱が完了したら電子レンジの扉を開け、牛肉が常温になるまで冷ます。
⑥お好みの厚さに切り分けて完成。

私にとって「肉は高温で焼かなければならない」という固定観念を壊してくれた調理法でした。
解決方法が見つからないときは前提条件となっている固定観念を疑ってみることも必要ですね!

ちなみに
出来上がったローストビーフを切ると「赤い肉汁」がでてくると思います。これは「生焼けの血液」ではなく「ミオグロビン」というたんぱく質の一種であるそうです。

ミオグロビンを調べてみますと

「筋色素,筋肉ヘモグロビンともいう。筋肉中にあるヘモグロビンに似たヘム蛋白質。ヘモグロビンの4分の1ぐらいの分子量で1分子中にヘム1分子を含む。酸素に対する親和性が大きく,筋組織中に酸素を貯蔵する役目を果している」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

とありました。赤いのは「ヘモグロビンに似た分子」であるからなのですね。

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