厨二病
福島県よろず支援拠点コーディネーターの奥瀬です。今回は、中小企業支援の原点となる地元富岡町での義務教育時代の出来事を振り返ってみます。
Wikipediaによれば、中二病とは、
「「(日本の教育制度における)中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動」を自虐する語。転じて、思春期にありがちな自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラング」と記載がある。
この中二病がそれはそれは面白い。一部抜粋すると、
1. 洋楽を聴き始める。
2. うまくもないコーヒーを飲み始め「コーヒーはブラックが美味い」などと強がる。
3. 売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
このほかにも、中二病はポエムを描く、妄想小説を書く
などなど、いや~わかるわかる。だって自分も通ってきたのだから。
ということで、ほんの十数年前のことだが、自分の中二病を振り返ってみようかしらん。
私は富岡第一中学校に在籍していたのだが、学校のはす向かいにある一杯飲み屋の未就学児(まさみ 男児)が、幼稚園にもいかず毎日毎日校庭に来ては
「海わよ~おぉぉぉ♪、海わぁよ~♪」
と授業中にもかかわらず大声で歌うガキ・・・あ、いやお子様がいた。まさみはだんだんエスカレートし、全校集会の体育館で走り回ったり、素っ裸でプールに入ったりと、遠慮をしない、クソガ・・・あ、いや男児であった。
義務教育時代から性格の悪かった私は、体育館で走り回るまさみに、ひょい、と足を出し、その足にひっかかって倒れこみ、まさみは「ふぇ~ん」と泣き出した。
そこで、私以外の同級生女子2名が「まさみ、大丈夫?」と優しく声をかける。
またある時は、合唱大会の練習をする体育館のステージに登ってくるまさみを「上るんじゃね~よ」と阻止し、尻もちをついたまさみは、またまた「ふぇ~ん」と泣き出し、優しい同級生女子2名が「まさみ、大丈夫?」と声をかける、そんなことがあった。
普通なら、まさみは私が大嫌いで、優しく声をかけてくれる女子が大好きなはずだろう。
ところが、なぜかまさみはその後、優しく接してくれた女子2名には目もくれず、私にとてもなついてきて、自宅まで遊びに来るようになったのである。
日曜日の朝っぱらから、夢の中で当時大ファンだった北海道出身の某大物アーティストと結婚する夢を見て、、、いたかどうかは記憶が定かではないが、「ま~ど~か~ちゃ~ん」と玄関先で大声で叫び、私を現実に引き戻す。。。
またある時は、富岡第一中学校の校舎の外壁に「まどかちゃんすきよ(もちろん未就学児なので、「ま」とか「ど」とか「す」が反転している文字)」と鉛筆で書き、同級生から「あそこに、まどかちゃん、すきよ」と書かれているよ~と大うけされたり(消しなさい!と言ったら、まさみは唾液で消そうと(子供あるあるですね))したりとまさみには散々な目にあわされた。
私がまさみにやったこと
・給食の白米を具なし、塩なしのおにぎりにして(しかも手も洗わず)こっそりあげた
・チーズが好きだというので、給食のプロセスチーズをあげた
・手をつないで富岡町のお祭り(えびす講市)に連れて行った(同級生や後輩から変な目でみられた)
・自転車の後ろにのせて街中をかっ飛ばした
・あまりにも汚いので、家でふろに入れて兄貴の子供のころの服に着替えさせた
これは足を引っかけた、舞台から突き落と・・・いやステージからおろしてやった、後の出来事なのです。いや~今の時代だったら、不審者じゃないですか。
泣かせても、泣かせても(いや、泣いたのは2回だけです)私の後をちょろちょろとついてきた未就学児まさみ。
今思えば、未就学児のガキ・・・あ、いや男児をかまっていた私、ではなく、「大丈夫まさみ」と優しく接した女子中学生2名は、「まどかに泣かされたまさみに優しくする自分」が素敵なJC(女子中学生)お姉さん、まぁ、今でいう中二病的な???いじめるまどかは鬼ってところですかい?
でも、でも、私が中小企業支援者となった今、「伴走型支援」の原点はここにあるのかなぁと思うのです。事業所のダメなところはダメ、でもそこをクリアして、課題を自身が認識して一緒に解決していく、そんな支援者としてのスタイルを確立できたのは中学時代のまさみの経験がいかされているのだろうと、最近思い出したのであります。
まさみは、私が中学卒業前に忽然と姿を消したのだが、今はもういいおんつぁまになっていることだろう。
経営のヒントはあらゆるところに転がっている、そんなことを思った秋の夕暮れ・・・・(中二病ポエムチックに)
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