仕事のカテゴリーは2種類

仕事のカテゴリーは2種類

今回のブログを担当いたします福島県よろず支援拠点コーディネーターの奥瀬です。

完全に個人的な見解になるが、「仕事のカテゴリーは2種類のみ!」
我々中小企業支援者は、職人のように長年の時間をかけて技術を身に着け腕を磨くものではなく、「知識」「知恵」「情報収集」「提案」そしてなにより「文章力」が必要である、と思っている。
ところが、この考えを覆す出来事が起こった。
相談者「キャンディブーケの制作販売をしたい」
支援者(いや、わたしなのだが・・・)「キャンディブーケって何ですか?」
今思えば、読んで字のごとくキャンディ(スイーツ)をブーケにしたものだろうと想像がつく。しかし「中小企業支援者は“知恵”と“知識”と“文章力”じゃ~い」と頑なに思い込んでいる私には、当時は思い浮かばなかったのである。

そこで私は限られた脳みその範囲内で考えた・・・・
「キャンディブーケを知らなければ、作ることができなければ、私はこの方の支援はできないな・・・」
ということで、早速ネットで検索し、トップにでてきた教室に連絡をして秒速で習いに行ったのである。
ここが、悪魔の(?)入口であった・・・・
お稽古事には中毒性がある、ということをこの時点ではまだ理解していなかったのである。
キャンディブーケ制作ができるようになれば、それをかわいくラッピングしたい、なんならキャンディ部分のスイーツも自分で作ってしまえ、キャンディブーケがお花になればもっとかわいく付加価値の高い作品になるんではなかろうか・・・
ということで、次々とお稽古事のアリジゴクに落ちていったのである。

さらには、なぜか空前のカフェブームのいわき市において、毎年カフェで創業する方からの相談も多く、食品衛生責任者を取得し、豆腐製造小売業支援をするために「豆腐マイスター」を取得した。保育園の園長先生から「昨今アレルギーの子供たちも増えている」と相談があれば、豆腐をメイン食材としたアレルギーフリー(卵、小麦粉、乳製品、白砂糖を使わないスイーツ)を学び、なんなら豆腐マイスター協会の認定料理講師にまでなってしまった・・・。わたしはいったいどこへ向かうのか・・・
結論、我々中小企業支援者は「知識」「知恵」「文章力」を磨くだけでなく、技術をみがくとさらにクオリティの高い支援ができる!(・・・はず)。
SNSを見た方からのオーダーのオファーが入り、作品を支援企業様から褒められて調子に乗り(おせじもあるでしょう、わかってます、わかっているんですって)、お菓子などを「おいしい!」とほめられさらにまた調子に乗りまくり(そりゃ“まずいです”なんでいえないわなぁ。。。)

ということで、私は今日もせっせせっせとあらゆる作品制作を楽しんでいる。
っーかたまりにたまった書き物をやりたくなくて、「あ!作品つくらなきゃ!」と誰からも頼まれていないのに、作品制作を書き物回避の理由にしているのである。