私事ではありますが、このたび!・・・・人生で!・・・・
.福島県よろず支援拠点コーディネーターの奥瀬です。
「何もな~ぃこぉとが~♪ 幸せ~なのぉです~♪」(です。作詞:松山千春)
以前TVで流れていた某大手食品メーカーのクリームシチューのCMソングの歌詞の一部である。
私事ではありますが、このたび!・・・・人生で!・・・・
4度目の骨折をいたしました(閲覧注意のため(息子が貸してくれた“びとん”のグラサン失礼)。
しかも利き手と肋骨のダブルパンチである。
まぁ~利き手が使えないことで、何にもできないのである。
・食事のための調理ができない
・箸も持てない
・ハサミで切れない
・書き物ができない
肋骨骨折で、
・くしゃみ・咳をすると痛い(いや、今風邪ひいたら・・・)
・寝返り・起き上がるときに痛み覚悟の気合いが必要
・笑っても痛い(のに、みんな(故意ではないが)笑わせる)
保護猫(14匹)のご飯を大量買いに、スタッフの補佐が必要。
挙げればきりがなく、周りにたくさんの迷惑をかけまくりの今日この頃である。
先日郡山で開催された「令和5年度第4回東北地域よろず支援拠点連携フォーラム」でのこと。
ランチをいただいた小さな食堂でかつ丼を注文した私。お店の方が、何も言わずスプーンとともに出してくれた。
夜の懇親会のお店では、「利き手はどちらですか?」と私“だけ”にシルバーセットをご用意くださった。いや~郡山の飲食店は接客レベルが高い!(なんという単純さ)
時代(とき)はさかのぼり、あれは6年程前だったろうか・・・
私は30年余りいわき市で社労士事務所を運営しているが、東日本大震災により双葉郡で被災された事業所様と顧問契約を結ぶに至った。
その事業者の会長様は80歳を超える方だったのだが、いつも質のいいスーツを着こなし、櫛を入れた髪が上品な方で、しかし大昔に労災事故で右腕を失われた方だった。
来所するたびに、スタッフにお菓子を差し入れしてくださり、震災後に顧問契約をしたという短いお付き合いにもかかわらず、お互いに信頼しあえる間柄になったと思っている。
あるとき、そんな会長が、義手を制作し、それを装着してステーキを食べている写真を見せていただいた。そして
「奥瀬さん、義手をつけるとね、布団の上げ下ろしができるんだよ!いや~人生変わるよ~♡」
と、とびっきりの笑顔で話してくださった。
「そうなんですね~。たくさん練習していろいろできるようになりますね」
(心の声)会長、いや健常者はそれが普通なんですよ。当たり前なんですよ・・・
利き手が不自由になってわかる五体満足という普通の身体ありがたさ。
ある年の年末に、会長に長崎の高級カステラを頂いた(しかも一人にひとセットずつ)。
そんな会長に年末年始の休みが明けたら御礼のご連絡を差し上げなければ、と思っていた矢先に、一生後悔することになる出来事が起こったのである。
会長の急逝である。
会長、私まだカステラのお礼を伝えていません。
会長、もっともっと義手でできること、練習したことお聞きしたかった。
会長、最後にいただいた年賀状(奥様とクルーズ旅行の写真)は私の宝物です。
この時ほど、感謝を伝えることを後回しにしてはいかん!と海よりも深く反省したことはないだろう。
ビジネスも同様に、「あとでやろぉっと」と面倒なことを後回しにしては、大きなビジネスチャンスを逃すことにもつながるのではないかと思うのである。
以前ある案件を、忙しさのあまり後回し後回しにして、事業所様からこっぴどく怒られたのは・・・
そんなに~♪昔じゃ~♪ないはず~♪(もう一度 作詞:松山千春)
現在、人生4度目の骨折で利き手骨折によりな~んにもできなくなった私は、あらためて“すばらしい幸運(宝くじが当たったとか)がなくても、とりたてて不幸(結婚前提にお付き合いしていた彼氏に突然ふられたとか)もない、そんな日常が幸せなのです。”を今まさに実感しているのである。
今回、事務所の階段を踏み外したことによる怪我なのだが、ちょっとした不具合が重なり合い、5段ほど勢いよく滑り落ちたのである。
人生で4度目の骨折(←3回目)であるが、骨折したときの痛みって、単なる打撲ではない、息が止まる激痛が走る。
「これって、絶対ヤバい痛みだわ(涙)」
私、ドクターには「階段落ちた」しか言ってないのに、
ドクター「そんなに飲んだの?
って、ひどくない?
いや、そうなんです、そうなんですけどね。。。生ビール2杯と、ワインボトル3本目を開けたような開けないような・・・。たいした量ではないです!(←キッパリ)
なんの変哲もない毎日だけど、これといって苦しいこと、悲しいこと(痛いこと)もない、そんな日々がとぉ~っても幸せの中にあるのだな、ということを改めて感じた人生4度目の骨折(←4回目)体験である。
急に空気の冷たさを感じるようになった10月初旬。
これから寒くなっていく季節、あったか~いクリームシチューはそれはそれは美味しいことだろう。今夜の晩御飯は家族でシチューはいかが?
『何もない事が、幸せなのです。
見送る日々があり、忘れ得ぬ日があり。』(です。作詞:松山千春)←2度目
誰か利き手骨折した私にあったか~いクリームシチュー、作ってくださいまし~。
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