福島県よろず支援拠点の山崎政幸です。
2023年度の公式ブログ「よろず知恵袋」を今回から開始します。

私は昨年4月からよろず支援拠点のコーディネーターとなり、福島県の事業者様の課題解決に向けて相談対応を行っています。実は以前にもよろずにいましたので、通算では5年目になります。どうぞ、よろしくお願いします。

今回のテーマは「資金繰り表を作成してみよう！」です。
事業計画書は売上・利益計画ですが、今回のテーマはお金の動きに関する表の作成です。事業を行う上で、お金の動きを知ることは大変重要なので、資金繰り表の作成をぜひぜひお勧めします。

1 資金繰り表を作成するメリットについて
・月ごとの資金の収支を確認することができます。
・将来の収支予定を管理することができます。
・資金不足を予想し、事前に調達の準備ができます。
・資金不足の原因を知ることで、根本的な問題を発見することができます。
・金融機関に融資を依頼する際に必要理由を数字で示すことができるため、融資審査がスムーズになります。その結果、金融機関の評価にプラスの効果が期待できます。

2 資金繰り表作成のポイントについて
・フォーマットはネットからダウンロードしても良いですが、よろず支援拠点でもフォーマットを準備していますので、ご相談いただければ一緒に作成することができます。
・一般的なフォーマットを自社に合わせてカスタマイズするとわかりやすくなります。よろず支援拠点でもカスタマイズのお手伝いをいたします。
・毎日の入金出金を入力する「日繰り表」をセットして、その合計が月次の表に集計されるようにすると楽にできます。お金の流れなので難しく考えずに、いわゆる「家計簿」だと考えて通帳の出入りを転記すると無理なく続けることができます。
・今月の実績が入ったら、来月の予定、それ以降の予測を入力します。これを毎月繰り返します。

ざっと説明しましたが、どうでしたか。
初めてやろうとすると億劫だと思いますが、よろず支援拠点では資金繰り表の作成をお手伝いしておりますので、ぜひご相談してください。

よろず支援拠点では、ウェブサテライトを開設しました。オンライン相談の申込みを当拠点のホームページから簡単にできるシステムです。
オンライン相談でも、資金繰り表をパソコン画面で共有して説明することができ便利です。
各サテライトに来ていただく煩わしさがなく、お仕事の合間を活用してご相談いただけます。お気軽にお申込み下さい。

では、今年度もよろしくお願いいたします。