stray cat

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福島県よろず支援拠点コーディネーターの奥瀬です。

令和4年度末となりました。
年度最後の奥瀬のブログはまたまた経営にかすりもしない緩いネタで行きたいと思います。
40年前、当時フォークソングが“ニューミュージック”と言われた時代の楽曲である。
「ゆうこ あいこ りょうこ けいこ まちこ かずみ ひころ まゆみ~♪」(曲名 あの娘 作詞 中島みゆき 1983年10月21日)

当時オールナイトニッポン月曜1部のパーソナリティだった中島みゆきさんの曲が深夜ラジオから流れた時、女性の名前を列挙する歌詞が非常に新しいと感じた“美”少女がいた(誰も言ってくれなかったから自分で言おう。どうせ40年前だ、いうのはタダだ、誰も立証はできねーぜ)。

40年余り経過する今も名前部分をそらで歌えるのだが、この記憶力をなぜもっと別のところに使わなかったのか、、、使っていたら今頃また違った人生を歩んでいたかもしれない、と妄想しながら当時を振り返ってみた。

私は愛猫家である。

子どものころから猫がいる生活が当たり前であり、将来は猫界のマザー・テレサになりたいと本気で考えていた。現在も完全にあきらめたわけではないのだが、財力がそれを許さない状況であり、どこぞの石油王国の国王第8夫人にでもならない限り実現はできないだろう。

現状は、猫界のマザー・テレサもどきとして、保護猫を事務所で4匹、自宅の外(猫小屋)に4匹、自宅1階に1匹、2階の猫部屋に5匹の猫たちに囲まれた生活をしている。

30年前、一匹のチンチラメス(名前ゆきこ)との出会いがあった。

それはそれはかわいくてたっぷりと愛情を注いでいたのだが、猫が増えれば増えただけこの愛情が×2、×3 となるのだろうといった大きな勘違いをした私は、途中経過の詳細は割愛するが、チンチラを11匹飼育するという生活となった。

ところが、猫には相性もありまた、家の壁や家具での爪とぎなどの破損、餌代といった負担があり、かわいいから増えればいいというものではないということを身に染みて体験している。

チンチラたちの名前は、ゆきこ、ほくと、りん、リラ、ぱりお、シーラ、るー、はるみ、はるこ、ひでちゃん、トミー、だった。

自宅の保護猫たちは、ちゃ~ちゃん、たま、とらえもん、さびこ、テディ、ら~、たま、ぷーこ、ばんこ、ちびける、マイケル、事務所の保護猫たちは、グレッキー、も~、ホワイティ、ガウディ、である。


前述のとおり、自宅庭に猫小屋があるためか、夏になると誰かが2か月ぐらいの子猫を放置する、ということが4回あった。4回あったということは、4匹放置され、そのたびに、1週間の餌付けをしてつかまえて、結局飼い猫とする、ということを繰り返してきた。

この夏は、幸い自宅に放置された猫はいなかったのだが、市内某所で見かけたガリガリの真っ白い子猫を拾ってきた。

困るのが名前なのである。
チンチラの時は、結構悩んで名前を付けたのだが、保護猫の場合、気合入れて名前を考えることもなく、
・さび猫だからさびこ
・サバトラだからとらえもん
・茶トラだからマイケル(漫画What’s Michael?より)
・マイケルの子どもだからちびける
ここは磐城地区だからばんこ(磐子)
と何も考えずに名前を付けている。

最近、体力の限界と気力もなくなりつつあることに加えて、考える頭も弱ってきたからか、この夏拾った真っ白い猫は、ゆきこと名付けた。妹が欲しいというので、今は東京の猫になっている。

このゆきこが両前足の指が7本ずつ、両後足の指が6本ある多指症の非常に珍しい猫だった。
多指症の猫は、純粋な日本猫には存在しないといわれまた、遺伝的要素が強いということを調べた妹は、このめずらしい多指症猫ゆきこに子猫を生ませたい、とオス猫をもらってきたのである。そしてそのオス猫の名前は“ほくと”。

ん?チンチラの最初の猫の名前がゆきこ、2匹目がほくと・・・
一周回って名前が初めに戻ってしまった。
今年の夏、また猫小屋の前にどなたかた子猫を置いて行ったならそれを拾って、りん、りら、ぱりお・・・と何も考えずに過去の猫たちの名前を付けていくのだろう。
こう見えて(ブログなので皆様には見えていないのですが)私は音楽大学で作曲の理論を学んでいる。

~♪ゆきこ ほくと りん、ぱりお、シーラ、はるみ、はるこ、トミー ♪~
とウチの歴代猫たちの名前だけでも、中島みゆきさんに負けない歌ができるのではないかと思うのであった。