起業支援
- 個人事業主と法人との違い
個人事業は個人が主体となって自己責任で事業を行い、全責任を事業主が負う。対して法人は人間以外が法律上の権利義務の主体となり個人とは切り離す。そこから生じた責任事業主本人とは切り離して法人が負うことになります。
■ はじめての法人設立
法人の種類
・株式会社 英名:Ltd or Inc
・合同会社 英名:LLC (Limited Liability Company)
・有限責任事業組合 英名:LLP(Limited Liability Partnership)
・特定非営利活動法人 英名:NPO(Nonprofit Organization)
・一般社団法人 英名:Institute
自分の事業にあった法人を設立しましょう。中には個人事業主からストートして事業拡大とともに法人化することもありです。
- 設立費用
定款の認定料金 50,000 円
定款に貼る印紙 40,000 円
登録免許税 株式会社150,000 円、LLP60,000 円、NPO なし
その他の費用として、
印鑑(代表者印・銀行印)凡そ10,000 円~、
登記簿謄本(履歴事項全部証明書)取得費用600 円、
印鑑証明取得費用300 円、司法書士手数料(個別価格)
資本金(事業を軌道に乗せるまでに必要な運転資金)
個人事業主 | 法人 | |
設立手続き | 簡単 | 煩雑 |
設立費用 | ほぼ無料 | 株式会社で24万円程度 |
社会的信用 | 低い(取引限定される) | 高い |
資金調達 | 受けにくい | 有利 |
責任 | 無限責任 | 出資の範囲の有限責任 |
社会保険 | 加入できない | 事業主も加入できる |
人材獲得 | 募集しにくい | 募集しやすい |
税金 | 個人にかかる | 法人と個人にかかる |
損失の繰越 | 青色申告で3年 | 青色申告で7年 |
■ 事業計画書の作り方
- 1. 事業の目的 なぜこの事業に取り組むのか?将来の姿はどうなりたいか?
- 2. 事業の市場 顧客・客層・地域性などお客様は誰なのか?成長性や将来性、競合他社?
- 3. 組織や体制 組織は?誰と始めるのか?役割は?仕入れや販売など連携などは?
- 4. 商品やサービス 何を売りたいのか?どんなサービスを提供するのか?
その価格は?強みは?優位性は? - 5. マーケティング・広報活動 市場調査はどう行うか?広報活動や手法はどうする?
- 6. 行動計画 3 ヶ年程度の線表に、売り上げ、組織規模、社員数などの詳細を作る。
- 7. 資金計画 開業時に準備する物・人・金と、資金調達方法、売り上げ、利益など